プロフィール

ラッキーパパ

Author:ラッキーパパ
向日葵のように明るかった妻が突然倒れました。5人の子どもたち(T:18、Y:16、K:13、ラッキー:犬1…全員♂・年齢は当時 2016年より猫1が参加)と共になんとか生きています。詳しくは「はじめに」で。

記事テーマ
1ヵ月丸ごと表示(古い順)
メールお待ちしてます

名前:
メール:
件名:
本文:

同じ手術室で 【2010-05-25(火) 12:26】
ここは西病棟3Fの病室。入院してから6日目になる。

いよいよ明日は、同じ階にある手術室で胆嚢摘出手術を行う。

思えば130日前の1月16日、妻が生死をかけた緊急開頭手術をしたのも同じ所だった。

     *

あの時――。

手術は未明4時ごろから始まった。

熱海から駆けつけてくれたT夫人と共に、私は3Fロビーで手術が終わるのを待っていた。

空が白々し始める頃になっても、妻の闘いは終わらない。

8時過ぎ。病院の受付開始の時刻が近づくと、窓の下が急ににぎやかに。

路線バスが到着。外来患者。面会の人。

バスは5分おきぐらいに到着する。そのたびに、松葉杖の人、車椅子の人、心配そうに幼子を抱えたお母さん・・・。

3Fとはいえ、他に高い建物がないのと、少し高台にあるせいで、かなり遠くのほうまで見渡せる。

赤い屋根や青い屋根が朝日を反射して、まぶしい。

よく晴れた朝だった。

カラスたちがのんびりと電線で羽を休めている。

きっと昨日と何も変わらない風景。

たいくつなくらい繰り返される日常。

だけど、私の妻は、なぜか死ぬか生きるかの瀬戸際にある。

前日まで普通に暮らしていたのに。

もしかしたら手術室でもう死んでいるのかもしれない――そんな思いさえ胸をよぎる。

――手術は、9時過ぎになってようやく終わった。

「なんとか命は取り留めた」というドクターの言葉に、涙した。

     *

あれからもう4ヵ月とちょっと。

あの時と同じ手術室で、今度は私が手術する。

妻の手術に比べれば、かすり傷にも及ばない軽いものだけど、それでも全身麻酔をしての処置だから、今日はこれから「最悪のケース」を想定した説明を、長男と一緒に受けることになるだろう。

病院のメインロビーは今日も外来患者さんたちでごったがえしている。

心配顔や、笑顔や、高齢者や子どもたちや。

それぞれに、それぞれの人生があり、苦しみがあり、喜びがある。

夫婦で入院 | 【2010-05-25(火) 12:26】 | Comments:(5)
闘病ブログ村ランキング  人気ブログ・ランキング

最近の記事+コメント
全ての記事(新しい順)
訪問者数(2010年1月~)
闘病ブログ村ランキング

人気ブログ・ランキング

順位が上がるとヤル気が出ます!
    
お気に入りリンク集
応援サイト
shirayukihimepj.png
RSSリンクの表示