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ラッキーパパ

Author:ラッキーパパ
向日葵のように明るかった妻が突然倒れました。5人の子どもたち(T:18、Y:16、K:13、ラッキー:犬1…全員♂・年齢は当時 2016年より猫1が参加)と共になんとか生きています。詳しくは「はじめに」で。

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もしもあの時・・・ 【2010-12-04(土) 22:33】
12月の穏やかな日差しの中、私は今日も妻の車イスを押して病院の周りを散歩した。

道路脇の畑には、そろそろ収穫期のキャベツや白菜。

のんびりと羽を休める鳥たち。

遠くに聞こえる電車の音。

世の中の喧騒をよそに、幸せの雰囲気が満ちてくるような感覚。

もし、倒れたのが私のほうだったら・・・何度かそんなことを考えたことがある。

きっと妻は、「私のせいでパパが・・・」と、自分を責めただろうと思う。

でも、子どもたちや友人に支えられて、意外とすぐに立ち直ってくれるような気もする。

結構、楽しく母子家庭をやっていくかもしれない。

子どもたちにとってみれば、母親が元気なほうがおいしいご飯が食べられるし、家の中もキレイになるし、メリットが多いのではないだろうか。

仕事ができなくなるという経済的な問題は大きいけれど、そのあたりは行政の支えや、保険でなんとか生きていくことはできるはず。

子どもたちも節約したりアルバイトをしたりして、それなりに助けてくれるだろうし。

今ならまだ、「それなりに、良い父親だった」なんて、良き思い出だけを語り継いでくれるような気もする。

「もし、あのとき・・・」――何度も何度も、そんな考えてもどうしようもない思いが、心を巡っては消えていった。


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夫婦の時間/想い出 | 【2010-12-04(土) 22:33】 | Comments:(6)
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鴨鍋忘年会 【2010-12-11(土) 22:24】
12月とは思えないような暖かな1日。

いつもの「誰も通らない道」を行ったり来たりしながら、たくさん思い出話をした。

ほんとに車も人もほとんど通らないし、道の横にはのどかな畑が広がっているだけなので、普通の声で話をすることができる。

「今年も、鴨鍋忘年会、やったよ」

ちょうど昨年の今頃、Kさん宅で鴨鍋をつつきながら忘年会をした。

私たちだけは夫婦で参加していたから、みんな帰った後、残って後片付けを手伝うというのがいつものパターンだった。

ところが昨年は、Kさんが2次会に行こうと言うので、後片付けもせずに、3人でKさん行き付けのカラオケスナックに直行。

そのときのKさんと妻のデュエットの動画が、今も私の携帯に残っている。

     *

今年も、ほぼ同じようなメンバーで、同じ場所で、同じ鴨鍋をつつきながらの忘年会が催された。

妻が大好きだったKさん宅での宴会。どんなに参加したかっただろうと思う。

それにしても、今年ほど、忘れてしまいたい1年はなかった。

だけど、最も忘れられない1年でもある。

1月15日に倒れた妻にとっては、2010年は、たった15日間しかなかったのかもしれない。

だけど私の心の中には、それなりに楽しい思い出もある。

今日も、そんな1日だったと思う。


夫婦の時間/想い出 | 【2010-12-11(土) 22:24】 | Comments:(3)
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風呂上りの妻 【2010-12-15(水) 23:49】
学校が休みの2男にラッキーをまかせて、昼から病院に行った。

病室に入ると、ベッドはもぬけのから。

リハビリに行っている間は、「リハビリ中」という札がおいてあるのだけれど、何もなかった。

さて、病院内の捜索でもしようかと思っていたら、ストレッチャーに乗せられて妻が帰ってきた。

「お風呂に入ってきましたよ」と看護師さん。

顔を見ると、ほんのりとピンク色にほてって、ちょっと色っぽかった(笑)

目もパッチリと開いて、私のほうを見ている。

「気持ちよかったんだね」


今の病院に転院するとき、前の病院からの申し送りとして、「入浴は浴槽にはつからずにシャワーで」というのがあった。

それを見た担当の看護師さんは、「浴槽に入れても大丈夫だと思うのですが、私たちの判断で入れてもいいですか? そのほうが気持ちが良いですから」と言ってくれた。

もちろん、私は「お願いします」と応えた。「妻はお風呂が大好きでした。毎日隅々までお風呂掃除をしていて、倒れたのもその最中だったんです」と。

     *

夕方から東京のほうで仕事だったので、病院から直接、現場に向かった。

初めからその予定だったので、今日は初めて電車で病院に行った。

初めて乗る私鉄の路線、初めて降りる駅は、とても新鮮な感じがした。


夫婦の時間/想い出 | 【2010-12-15(水) 23:49】 | Comments:(2)
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ブラッシングの練習 【2010-12-19(日) 22:03】
病室に入ると、ちょうどリハビリが始まる時だった。

まずは、ベッドの上で寝返りの練習。

20101219c.jpg

いつものSさんの他、初めてのスタッフがもう1人。

「○○さん 始めまして! 今日もリハビリがんばりましょうね」

と、明るい声で話しかけてくれた。

20101219d.jpg


「もっと力を入れて。こっちですよ、こっち! OK、OK。上手ですよ!」と励ましながら、自分の力で寝返りをさせようとしている。

彼らはみな、「意識がある、ちゃんと聞こえている」という前提で(そういう確信のもと)、すべてを進めている。

何をするにしても、まず声をかけてから始まる。

     *

「昨日はクリスマス会だったんです。ずっと眼を開いて見ていてくれましたよ」――そう言ってSさんは笑った。

いろんな出し物があったらしい。

20代の若手イケメンスタッフが揃うリハビリスタッフは、みんなでダンスを踊ったそうだ。

入院している人に合わせて、選曲は西城秀樹のYMCA・・・。

「年代モノですねえ。そんな曲、よく知ってましたね」と私。

「ビデオを見て練習しました」とSさん。

さぞかし、ウケたに違いない。

妻も大喜びだったはず。

     *

リハビリルームでは、まず鏡の前で、ブラッシングの練習。

20101219a.jpg

「自分でやりましょうね」と言って、ブラシを手に持たせ、ボサボサになってしまった髪を整えた。

もちろん、動かしているのはリハビリスタッフなのだけれど、鏡を見ながら自分で自分の髪をセットするのは、きっと良い刺激になったと思う。

20101219b.jpg

     *

その後は、夫婦で外を散歩しながら、日々の報告を。

「このあいだTさんの家で、B先生にお会いしたよ。」

B先生は、ご主人のN先生と共に、妻がとても敬愛していた人生の大先輩。

妻の病気のことは、ご夫妻で気に掛けていただいていた。

T夫人の手料理とおいしいワインを前に、昼前から夕方の7時ぐらいまで、いろいろと話をすることができた。

今、私たちが置かれているフシギな状況をどう受け止めるべきか、これからどのように生き進んでいくべきか、とても示唆に富んだアドバイスをいただいた。

「今回は、ほんとに勇気をいただいた。あなたは、どんなにか会いたかっただろうね」――妻の表情は少しうらやましそうに見えた。

元気になって、きっとまたお会いできると信じたい。


安定期/リハビリ | 【2010-12-19(日) 22:03】 | Comments:(2)
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X'masイルミネーション 【2010-12-23(木) 21:59】
クリスマスの季節。

この時期は、夜になってからも、夫婦2人でラッキーを連れて散歩をしていた。

途中、イルミネーションにかなり力を入れている家が何軒かあって、妻はそれを見るのを楽しみにしていた。

とくにお気に入りの所に来ると、「もう1回見たい」と言って、わざわざその区画をぐるっと周って、うっとりと光の点滅を眺めていた。

101223a.jpg

赤や青やオレンジの光で照らされた妻の顔が、今も心に残っている。

「キレイだね、ラッキー」そう言って、ラッキーの頭を撫でていた妻。

101223b.jpg

それから1ヵ月もしないうちに、倒れて意識を失うなんて、想像もできなかった。

次の年も、その次の年も、ずっと一緒にクリスマスを祝えると思っていた。

101223c.jpg

今年は、ラッキーと私だけの散歩になったけれど、光のツリーやトナカイたちは、去年と同じように輝いている。


夫婦の時間/想い出 | 【2010-12-23(木) 21:59】 | Comments:(4)
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結婚前の妻の話 【2010-12-26(日) 12:51】
昨日は、T夫人、W夫人が妻に会いに来てくださった。

Wさんは、妻の古くからの友人。

私と結婚する前の妻の話を聞いた。

「ハチ公」の映画を見て大泣きしたことや、体が弱くいつも寝込んでいたことなど。

「男の子を3人も生み育てられるなんて、その頃はとても信じられなかった」と。

泣き虫なところは結婚しても変らなかったけれど、結婚生活20年間を通じて、体のほうは普通に元気だった。

出産は3回とも自然分娩。初産のときは陣痛が始まってから3日もかかったけれど。

「話したいこと、いっぱいあるよね」――Wさんは、妻の手を握りながらしみじみとそう言っていた。

     *

夜は、一緒にぎょうざパーティ。

新潟の両親から頂きながら使い切れずに放っておいたごぼうを使って、きんぴらごぼうや、お雑煮風のスープも作ってくださった。

Tさんが持ってきたぎょうざ、相当な量があって、こんなに食べられるだろうかと思ったけれど、脅威の胃袋を持つ3男が、喜んでたいらげた。

それにしても、なんであっという間にこんな料理ができるんだろうと、つくづく感心させられる。

いつのまにか台所も、隅々までキレイになっていた。

思えば、いつもいつもこんなふうに助けられ、お世話になりながら、1年間過ごしてきた。

ごちそうさまでした。


夫婦の時間/想い出 | 【2010-12-26(日) 12:51】 | Comments:(2)
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「回らない寿司」と「初めての肉じゃが」 【2010-12-29(水) 22:46】
午後1時ごろ、病室に入ると、ちょうどリハビリの時間だった。

今日は作業療法士が中心となって、コルクの積み木を掴んだり話したりの練習。

たったこれだけの作業だけど、長い時間がかかり、すぐに疲れて眼を閉じてしまう。

そんな妻を見ていると、動かしたいという心の思いにしたがって、その通りに体が動くということは、考えてみれば、超能力のようなすごいことなのかもしれないとさえ思えてくる。

リハビリの後、そのまま車イスで散歩をしようと考えていたら、すぐに入浴スタッフが来て、浴室へと連れて行かれてしまった。

20分ほどで帰ってきた妻は、とてもスッキリした感じに見えた。

穏やかな天気とはいえ、湯上りで外に連れ出すのも気が引けたので、ベッドに戻って、いつもの思い出話や近況報告。

     *

 昨日は、子どもたち3人を連れて車でKさんの所に行ってきたよ。

 運転はT(長男)。都内の運転は初めてだけど
 埼玉から神奈川までいつものように環八を回るルート。

 「母さんよりは、安心して助手席に乗ってられるでしょ」と
 Tは自慢気にのたまったけれど、確かに
 いまどきの若者らしくない落ち着いた運転だから
 あなたも安心して乗れると思うよ。

 (ラッキーは?)

 ラッキーはねえ、かわいそうだけどお留守番。
 一緒に連れて行って、食事の間は車で待機ということも考えたけれど
 ラッキー、家なら数時間は普通にお留守番できるようになったからね。

 Kさんは、また「回らないお寿司屋さん」に招待してくれた。
 あなたも何度か行ったことのあるから覚えているよね。
 やっぱり、1皿100円の所とは違って、とってもおいしかった。

 子どもたちは3人ともカウンターに座り
 板前さんにあれこれ好きなように注文して
 あっという間に何枚もの皿が積み上がっていた。

 Kさん、相当な出費だったに違いない。
 だけど帰り際、子どもたちはデザートにハーゲンダッツまでゲットした。

 あなたが大好きだった人。
 あなたの3人の子を、Kさんはいつも我が子のように可愛がってくれる。

     *

今日の夕食は、初めて肉じゃがを作ってみた。

ちゃんと肉じゃがの味はしたし、見た目も問題なし。

子どもたちも、喜んでお代わりしてくれた。

だけど、どうも何かが違うんだよなあ。

レシピはネットで調べた。

クックパッドのタイトルは「旦那が惚れた❤豚肉じゃが」

ちょっと胸がキュンとなった。

そのレシピ通りに作ったのだけれど、

妻が作ってくれた肉じゃがとは、どこか違う料理だった。


夫婦の時間/想い出 | 【2010-12-29(水) 22:46】 | Comments:(5)
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