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ひこうき雲 【2012-11-03(土) 21:21】
穏やかに晴れた1日。
37.3度の熱があったので、散歩を止めようかと思ったけれど、看護師さんが「少しだけなら大丈夫ですよ」と言ってくれたので、外に連れ出した。
安全性だけではなく、楽しさとか気晴らしとか、内面的なところも大切にしてくれている感じがする。
*
家族や友人が突然倒れて、同じような状況に置かれている方から、このブログを通じていろんな相談メールを頂く。
その多くは、リハビリをしてくれない、転院を迫られている、というような病院の対応に関すること。
病院探しで追い詰められている人も少なくない。
医療制度の問題や設備、立地、入院費など、いろいろな要素が複雑に絡みあって、なかなか難しい問題だ。
でも、実際に入院してみて感じるのは、現場スタッフ一人ひとりのモチベーションや人間性が最も大切な要素だと感じる。
そして、その土台となるのは、やはり病院の運営方針や理念、哲学なんだろうと思う。
妻を散歩に連れ出す前、検温等のバイタルチェックの間、外で待っている時のこと。
リハビリから帰った患者さんと、その車イスを押すスタッフとの楽しそうな会話が耳に入ってきた。
たまたま同じ故郷らしく、ローカルな話で盛り上がっていた。
「とっても楽しいリハビリでした」と、患者さんはスタッフにお礼を言った。
挨拶も徹底している。
こうしてロビーでPCに向かっている間も、みんな「こんにちは」と言っていくので、ちょっとうっとうしいぐらい(笑)
病院という所は、必ずしも他のサービス業と同じではないかもしれないけれど、ホスピタリティとホスピタルは、そもそも同じ語源から来ている言葉だし、そこには病んだり傷ついたりした人が訪れるわけだから、ホスピタリティ(おもてなしの心)は、とても大切だと思う。
そういえば、妻が倒れた後の数日間、私自身も血圧が170ぐらいまで急上昇したことがあった。
「父さんまで倒れたらオレたちどうすりゃいいの」と心配する子どもたちの声に押されて、妻が入院中の救急病院で診察を受けた。
大きな病院でとても忙しく、次から次へと患者が訪れる。
2時間ぐらい待たされて、ようやく診察開始。
「妻が急に倒れて、ストレスで血圧が上がったみたいです。私も倒れたらタイヘンなので・・・」とか、あれこれ自分の事情を少し情緒的に話す私に、おそらく20歳は若いと思える男性医師は、「この程度だったら近所の病院に診てもらってください。薬を飲むべきかどうかも、そこで聞いてください。もういいですか」と、ちょっと苛立ち気味に言い放った。
2時間待ってたった3分程度の診察で、診察費は3,000円ぐらい。
きっと、より深刻な重症患者に対処しなければならず毎日タイヘンなんだろうとは思う。
(まあ私だって、いろんな意味で相当タイヘンな状況だったんだけれど・・・)
ただ、その病院の名誉のために言っておくと、その数ヵ月後、胆石で診察・手術を受けたときは、とてもいい感じの対応で、安心して身をゆだねることができたのも事実。
病院も、医師も、いろいろなんだ、と実感した。
その若い医師にしても、その時だけたまたま苛立っていたのかもしれないし。
*
さて妻は少し熱があるので、外の散歩は早めに切り上げて、病院の屋上で日向ぼっこ。
今日はいつになくたくさんの人がいた。
近くで航空自衛隊による航空ショーが行われているらしい。
ふと空を見上げたら、ジェット機が3台、すさまじいスピードで垂直に上昇し、左右に別れ広がった。

青空に溶け残る白い飛行機雲。

妻が大好きだったユーミンの「ひこうき雲」を思い出した。
37.3度の熱があったので、散歩を止めようかと思ったけれど、看護師さんが「少しだけなら大丈夫ですよ」と言ってくれたので、外に連れ出した。
安全性だけではなく、楽しさとか気晴らしとか、内面的なところも大切にしてくれている感じがする。
*
家族や友人が突然倒れて、同じような状況に置かれている方から、このブログを通じていろんな相談メールを頂く。
その多くは、リハビリをしてくれない、転院を迫られている、というような病院の対応に関すること。
病院探しで追い詰められている人も少なくない。
医療制度の問題や設備、立地、入院費など、いろいろな要素が複雑に絡みあって、なかなか難しい問題だ。
でも、実際に入院してみて感じるのは、現場スタッフ一人ひとりのモチベーションや人間性が最も大切な要素だと感じる。
そして、その土台となるのは、やはり病院の運営方針や理念、哲学なんだろうと思う。
妻を散歩に連れ出す前、検温等のバイタルチェックの間、外で待っている時のこと。
リハビリから帰った患者さんと、その車イスを押すスタッフとの楽しそうな会話が耳に入ってきた。
たまたま同じ故郷らしく、ローカルな話で盛り上がっていた。
「とっても楽しいリハビリでした」と、患者さんはスタッフにお礼を言った。
挨拶も徹底している。
こうしてロビーでPCに向かっている間も、みんな「こんにちは」と言っていくので、ちょっとうっとうしいぐらい(笑)
病院という所は、必ずしも他のサービス業と同じではないかもしれないけれど、ホスピタリティとホスピタルは、そもそも同じ語源から来ている言葉だし、そこには病んだり傷ついたりした人が訪れるわけだから、ホスピタリティ(おもてなしの心)は、とても大切だと思う。
そういえば、妻が倒れた後の数日間、私自身も血圧が170ぐらいまで急上昇したことがあった。
「父さんまで倒れたらオレたちどうすりゃいいの」と心配する子どもたちの声に押されて、妻が入院中の救急病院で診察を受けた。
大きな病院でとても忙しく、次から次へと患者が訪れる。
2時間ぐらい待たされて、ようやく診察開始。
「妻が急に倒れて、ストレスで血圧が上がったみたいです。私も倒れたらタイヘンなので・・・」とか、あれこれ自分の事情を少し情緒的に話す私に、おそらく20歳は若いと思える男性医師は、「この程度だったら近所の病院に診てもらってください。薬を飲むべきかどうかも、そこで聞いてください。もういいですか」と、ちょっと苛立ち気味に言い放った。
2時間待ってたった3分程度の診察で、診察費は3,000円ぐらい。
きっと、より深刻な重症患者に対処しなければならず毎日タイヘンなんだろうとは思う。
(まあ私だって、いろんな意味で相当タイヘンな状況だったんだけれど・・・)
ただ、その病院の名誉のために言っておくと、その数ヵ月後、胆石で診察・手術を受けたときは、とてもいい感じの対応で、安心して身をゆだねることができたのも事実。
病院も、医師も、いろいろなんだ、と実感した。
その若い医師にしても、その時だけたまたま苛立っていたのかもしれないし。
*
さて妻は少し熱があるので、外の散歩は早めに切り上げて、病院の屋上で日向ぼっこ。
今日はいつになくたくさんの人がいた。
近くで航空自衛隊による航空ショーが行われているらしい。
ふと空を見上げたら、ジェット機が3台、すさまじいスピードで垂直に上昇し、左右に別れ広がった。

青空に溶け残る白い飛行機雲。

妻が大好きだったユーミンの「ひこうき雲」を思い出した。

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夫婦の時間/想い出
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【2012-11-03(土) 21:21】
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Comments:(2)
おばあちゃんの誕生日に 【2012-11-21(水) 23:14】
いろいろあって更新をさぼってました。
今日は妻の母の83歳の誕生日。
まじめ一徹の夫を支えながら、私の妻となる女性を生み育ててきた人。
3つ姉さん女房は、私たち夫婦と全く同じ。
畑仕事が大好きで、いつも泥付きの野菜をダンボールいっぱいに詰めて送ってくれた。
妻は、それを一つ一つ取り出しながら、故郷の土の匂いを感じていた。
誕生日には、いつも妻がプレゼントを送っていたのに、私は、いろんな忙しさにまぎれてすっかり忘れてしまっていた。
昨日、ふと妻の手帳をパラパラとめくっていて、はっと思い出した。
取り急ぎ、ネットショップで今日に間に合うようなプレゼントを探した。
プリザーブドフラワー。何年も枯れないような特殊加工をしてある花。
バースデイケーキのようなデザイン。メッセージカードも付けられる。
昼までに注文すれば翌日配達可能だったので、私と妻からのメッセージを添えて贈った。

今日の夕方、母から電話があった。
私が誕生日を覚えていたことを、とても喜んでくれた。
だけどいちばん喜んでいたのは、父のほうだった。
母が喜んでいることが、とてもうれしかったらしい。
母は最近、足腰が弱っていて、歩くときは片手に杖、もう一方はいつも父がその手を取っていた。
父の母に対する愛と感謝の思いは、とても強いんだなって、いつも感じる。
なにはともあれ、焦りのなかで、あまりに安直に選んだプレゼントだけど、喜んでもらえてよかった。
今日は妻の母の83歳の誕生日。
まじめ一徹の夫を支えながら、私の妻となる女性を生み育ててきた人。
3つ姉さん女房は、私たち夫婦と全く同じ。
畑仕事が大好きで、いつも泥付きの野菜をダンボールいっぱいに詰めて送ってくれた。
妻は、それを一つ一つ取り出しながら、故郷の土の匂いを感じていた。
誕生日には、いつも妻がプレゼントを送っていたのに、私は、いろんな忙しさにまぎれてすっかり忘れてしまっていた。
昨日、ふと妻の手帳をパラパラとめくっていて、はっと思い出した。
取り急ぎ、ネットショップで今日に間に合うようなプレゼントを探した。
プリザーブドフラワー。何年も枯れないような特殊加工をしてある花。
バースデイケーキのようなデザイン。メッセージカードも付けられる。
昼までに注文すれば翌日配達可能だったので、私と妻からのメッセージを添えて贈った。

今日の夕方、母から電話があった。
私が誕生日を覚えていたことを、とても喜んでくれた。
だけどいちばん喜んでいたのは、父のほうだった。
母が喜んでいることが、とてもうれしかったらしい。
母は最近、足腰が弱っていて、歩くときは片手に杖、もう一方はいつも父がその手を取っていた。
父の母に対する愛と感謝の思いは、とても強いんだなって、いつも感じる。
なにはともあれ、焦りのなかで、あまりに安直に選んだプレゼントだけど、喜んでもらえてよかった。
夫婦の時間/想い出
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【2012-11-21(水) 23:14】
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Comments:(8)