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ラッキーパパ

Author:ラッキーパパ
向日葵のように明るかった妻が突然倒れました。5人の子どもたち(T:18、Y:16、K:13、ラッキー:犬1…全員♂・年齢は当時 2016年より猫1が参加)と共になんとか生きています。詳しくは「はじめに」で。

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またこの日がやってきた 【2015-01-15(木) 11:31】
いつの間にかもう5年…。

妻が倒れたのは、昼過ぎのこと。

毎年、この日には「あの時」のことを振り返るような記事を書いてきた。

「パパ…」――倒れた直後、掃除中の浴室から私を呼ぶ妻のか細い声。

おそらく必死に声を出したんだと思う。今でも耳に残っている。

わりと冷静に救急車を呼べたのは、そんなに大したことにはならないだろうという思いがあったから。

異常な雰囲気を感じて怯えるラッキーを置き去りにして、初めて乗った救急車。

病院で二度目の出血。深夜からの緊急手術。

夜が明けても生死をかけた手術は続いていた。

病院の窓からは、朝日に照りかえる赤い屋根が見えた。

電線の上でのんびりと羽を休める鳥たち。

到着するバスからたくさんの人が降りて来る。

ただの風邪程度の人、重い病気を抱えた人、小さな子供の車イスを押すお母さん...病院のエントランスは、いろんな人生を飲み込んでいく。

大きなお腹の若い妊婦さん。

長男出産で里帰りした妻の笑顔が重なる。

少し離れた所に見える救急車の入り口。

前日、妻はそこから運ばれたのだった。

多くの人にとって、昨日までと同じような日常の繰り返しの1日。

しかし私たち家族にとっては、あまりにも重苦しい1日。

もしかしたら、妻はすでに手術室で息をしていないのかもしれない、そんな思いが心をよぎる。

雲ひとつない、いい天気だったのに、あんなに暗い朝は経験したことがなかった。

ふと、こんな日は、いつもならたくさんの洗濯物を干していただろうに、と思った。

その頃、長男はセンター試験に向けて家を出ていたはず。

家のほうは友人が泊まりがけで子供たちの面倒を見ていてくれた。

私の傍にも友人がずっと一緒にいてくれた。

あの時、独りだったら精神的にかなり厳しかったと思う。

ドクターが手術室を出てきたのは、少し日が高く昇ってからのこと。

その表情や、これから発せられる言葉が恐ろしくてたまらなかった。

死の宣告かもしれないという思いで胸が押しつぶされそうになる。

手術成功の知らせを聞いて、とりあえず安堵。

緊張が解けたせいか、今度は逆に、すぐに良くなってくれるに違いないという、あまりに楽天的な考えが心に広がった。

あれからちょうど5年。

妻不在の生活にはもうずいぶん慣れたけれど、とても仲の良い夫婦だったので、時々いまの状況にものすごい違和感を感じる。

とくに今日のような日は、妻がいないということが、ものすごいリアリティをもって迫ってくる。

ちなみに1月13日は長男の誕生日。私たち夫婦が父と母になった日。

翌14日は3男の誕生日。

今日15日は妻が倒れた日。

そして明日16日は、婚姻届を出した日。つまり法的に夫婦になった日。

なんて密度の濃い4日間だろう…。

夫婦の時間/想い出 | 【2015-01-15(木) 11:31】 | Comments:(4)
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コメント
奥様がおはようって目を覚ますのを心からお祈りしています。

父の病院(福島です。ご出身が山形ときいて嬉しかったです(*^_^*))は今インフルエンザ予防でお見舞いを禁止してるそうです。
インフルエンザが落ち着くまで会いにいけなそうです。
息子さんお誕生日&婚姻記念日おめでとうございます。
父は28日に倒れました。主人の誕生日と日にちが一緒です。やっぱり何か意味があるのかなと読んで思いました。。
2015-01-17 土 20:33:04 | URL | ゆん #- [ 編集]
山形、いまは深い雪の中のようです。

妻(新潟)も私も雪国育ち。
首都圏に住みはじめて30年以上、もう雪のない冬にも慣れました。
2015-01-17 土 22:47:54 | URL | ラッキーパパ #DwOngqZg [ 編集]

 こんばんは。
もう5年なのかまだ5年なのか・・・
どう申し上げていいのかわかりません。
 私も毎日のように家内が倒れた日のことを思い出します。
 家内の場合も,真夜中に手術をしましたので一晩病院の廊下で待っていました。その間は不安ばかりでした。あれから2年以上経過しました。家内の障害者手帳の申請をしたり,年金の申請をしたり,新しい家族のあり方を模索しています。私はこの2年は早く感じています。仕事と家内の介護と子育てに追われていますが,私のこのような経験(生き様)はたぶん私が亡くなったあとに子供達が評価するのでしょうね。
これからもよろしくおつきあいください。
2015-01-18 日 00:15:51 | URL | 永井 春 #- [ 編集]
なんだか同じような境遇ですね。

いつか夫婦そろって一緒に苦労話でも語り合える日がくれば、なんて思いました。
2015-01-18 日 15:59:58 | URL | ラッキーパパ #DwOngqZg [ 編集]
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