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ラッキーパパ

Author:ラッキーパパ
向日葵のように明るかった妻が突然倒れました。5人の子どもたち(T:18、Y:16、K:13、ラッキー:犬1…全員♂・年齢は当時 2016年より猫1が参加)と共になんとか生きています。詳しくは「はじめに」で。

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なんだかロマンチックな夜(の病室) 【2010-03-19(金) 23:56】
(最近FC2ブログのサーバーの調子が悪いのか、UPしてから表示されるまで、かなり時間がかかってしまうようです。

     *

同じ埼玉のT夫妻とMさんが我が家に。
久しぶりにいろいろな議論に花を咲かせることができた。

家が近いので、妻がいた頃は、いつもそのまま深夜まで語り合うのが恒例だったけれど、今日はそのまま病院に面会にも行ってくださったようなので、私は夜遅くに一人で病院に。

     *

ここは病室。22時を過ぎたところ。
一通りのマッサージが終わったので、持ってきたノートパソコンでこの文章を書いている。
ネットにはつながらないけれど、後で家に帰ってからUPすればいい。

妻は、ちょっときつめのマッサージに疲れたのか、はっきりと開いていた目も、いまは薄目で私のほうを見ている。
目線が合う所にいるので、当然といえば当然だけど、じっと見てくれている。
幼子のように、素直で、まっすぐで、愛らしい目。

昼とは違う、柔らかい照明のせいか、なんとなくロマンチックな夜。

ついつい思い出話が長くなる。

     *

――ねえ、あなたと一緒になって20年ちょっと。どの頃が一番幸せだった?

線路沿いの小さなアパートで始めた結婚生活。
2人っきりで、お金もなかったけれど、ものすごく幸せだったよね。

夜、仕事から帰ると、台所の明かりが点いているのが、なんだかとっても嬉しかった。
窓からもれる光の中であなたの影が揺れる。
今日の夕食は何だろう・・・。
「ただいま」と言ってドアを開けると、あなたは向日葵のような笑顔で私を迎えてくれた。

最初にあなたが作ってくれた夕食。
ポテトサラダが好きだと言ったら、大きな皿いっぱいに作ってくれたっけ。
とってもおいしかったけれど、あれはちょっと量が多過ぎ。

でも、全部食べた私に、あなたは内心、驚いていたよね。
こんな大食いだったら、食費がタイヘンだと思ったとか・・・。
私としては、オイシイということを、全部食べることで表現したつもりだけど、じつは翌日の朝の分も考えた量だったなんて・・・。

いろんなことがあった。
でも、いま思い出してみると、どの1日も、どの瞬間も、天国のように幸せだったよね。

そして、いまこの瞬間だって、なんだかとっても幸せな気がするんだよ。

あなたはまだ動けないし、話もできないけれど、こうして私の傍にいて、ただ存在するだけで私を慰めてくれる。
何年か経って、この時代を振り返ったとき、「あの頃が一番幸せだったかも」なんて、そう言えるような気さえする。

     *

私にとって、生涯たった1人の妻。
100回生まれ変わっても、また一緒になろうと誓い合った2人。
ある人が言っていた。「もしかしたら、いまがもう100回目なのかもしれないよ」と。

妻は、もうすっかり目を閉じて、まるでいつものお昼寝のように眠っている。

帰り際のマッサージはやめて、このままそっと帰ろう。

夫婦の時間/想い出 | 【2010-03-19(金) 23:56】 | Comments:(4)
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コメント

どんなに苦労する時期があったとしても、苦労の奥に喜びの芽が
必ず息吹いていると信じています。日記を通してご家族の強い絆
を拝見していると、そのエネルギーをひしひしと感じます。
息子さんたちは、お家の中に母親不在で寂しい思いをしながらも、
今のこの境遇を活かした未来で、きっと素晴らしい花を咲かせる
のではないでしょうか。向日葵の花のようなお母さんと、太陽の
ように優しくて温かいお父さんを誇りに思いながら、その誇りと
優しさと温かさと明るさで、世の中に出て行ける力を蓄えている
ように思えます。
今日、今、このときは長い人生の中の小さなカケラです。たかが
カケラ、されどカケラ。このカケラが無ければ幸せな人生を構成
できませんからね。何年か後には奥様と今日のカケラを振り返り、
「不自由ではあったけど幸せだったよね、パパ」と、笑える日が
必ず来ます。
2010-03-20 土 18:07:49 | URL | 晴 #ncVW9ZjY [ 編集]

本当に素敵な夫婦ですね。
ポテトサラダのエピソードは笑えました、
ハハハ。
2010-03-20 土 20:31:29 | URL | Lonecloud #- [ 編集]
晴さん。

> 息子さんたちは、お家の中に母親不在で寂しい思いをしながらも、
> 今のこの境遇を活かした未来で、きっと素晴らしい花を咲かせる
> のではないでしょうか。

ほんとにそうなんです。
現実を直視し、それを受容し、3人で慰め合い、支え合いながら、成長や希望につなげようとしているのがよく分かります。
子どもたちの生きる力には驚きです。

> 今日、今、このときは長い人生の中の小さなカケラです。たかが
> カケラ、されどカケラ。このカケラが無ければ幸せな人生を構成
> できませんからね。

たしかに。
晴さんの言葉に、私はいつも深く共感します。
2010-03-21 日 00:57:38 | URL | junflower(管) #- [ 編集]
> 本当に素敵な夫婦ですね。

夫婦愛は世界を救う、と思ってました。
いや、ホンキで。

(お仕事、がんばってください!)

↑ 内部連絡
2010-03-21 日 13:14:05 | URL | junflower #- [ 編集]
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