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ラッキーパパ

Author:ラッキーパパ
向日葵のように明るかった妻が突然倒れました。5人の子どもたち(T:18、Y:16、K:13、ラッキー:犬1…全員♂・年齢は当時 2016年より猫1が参加)と共になんとか生きています。詳しくは「はじめに」で。

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人生への招待状 【2010-04-19(月) 23:04】
「ここの子どもたちは、みんなちゃんと自分の居場所がある。自分がここにいて良いんだと当たり前のように思っている。ケンカしても叱られても、それは変わらない」――ウチの子どもたちをみて、Tさんはそう言った。

中高校生になっても、男の子3人がジャレ合い、競って親の近くに座り、会話をしようとする彼らを見て、「絶滅種に近い存在」と評した人。妻の大親友。何時間も長電話をする相手。

「この子たちは、みんなしっかりと"招待状"を持っている。自分が望まれて生まれてきたということを知っているし、毎日毎日それを実感している」

「それって、当たり前のことだと思うけど・・・」と私。

「この家では当たり前なんだけど、他ではそうでもないところが多いんじゃないかなあ・・・」

――たしかに、招待状はもらっても、多くの場合、何らかの条件付きだったりするかもしれない。

「いうこと聞いたら」とか「もっと勉強できたら」とか「良い子限定」とか・・・。

本来、人生への招待状は、無条件であるはず。
まず無条件で受け入れているという大前提、安心感があって、そこからより大きな成長を願うというのなら分かるけど、「招待するためには、こうしないと」というのは、順序が逆な気がする。

「ママは、パパから招待状をもらってすごく幸せだったのが分かるし、パパもママから招待状もらってたでしょ」とTさん。

「たしかに・・・」

「この家には、招待状がいっぱいある。ラッキーだって持ってるよ、最高の招待状」

招待状・・・人は人生の中で、いろんな招待状をもらう。
私にとって一番嬉しい招待状は、間違いなく妻からのものだ。
そして私は既にそれを手にして、20年間妻と共に生きてきた。
もちろん私も妻を最高のVIPとして、自分の人生に招待していた。

そうしていつの間にか、長男が生まれ、2男が生まれ、3男が生まれた。
3人ともその手に招待状をもっていた。
それは、妻と私を、それぞれ母と父として歓迎するという、私たち二人への招待状だった。

いま妻は、ゆえあって長い休息に入っているけれど、私からの招待状も、子どもたちからの招待状も、無条件・無期限のもの。
どんなに時間が経っても、その輝きを失うことはない。

いつでも戻っておいで。いつまででも待っている。

     *

急転直下、今週中にでも転院することになりそうな雲行きです。

人気の記事 | 【2010-04-19(月) 23:04】 | Comments:(6)
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コメント

なるほど~! 出会いの数だけ無条件の招待状はあるハズですね。
たとえそこに利害関係があったとしても、出会うための招待状が
あったからこそ出会ったのでしょう。
きっとその招待状にはもれなく「宝探し」というアトラクション
がついていて、利害を超えてどれだけたくさんの宝物を出会いの
中に見出せるか……たしかにそれが「人生」なのかもしれません。
そう考えると、宝物に飢えた心ではなく、宝探しを楽しむ心こそ
シアワセへの道筋なのだということが見えてくる気がします。

限られた人生の中でたくさんの宝物を見つけて、やがて、それを
手みやげに、カミサマだかホトケサマだかに見せに行くのですね。
せっかくだから、今日を明日を、もっと楽しまなきゃ!
宝物がたくさん見つかる転院先でありますよう、祈っています。
2010-04-20 火 11:31:07 | URL | 晴 #ncVW9ZjY [ 編集]

奥様はきっと転院先の病院で招待状を握り締め戻ってきてくれると
信じています。

思えば、戻ってきてさえくれれば今は高次脳機能障害や麻痺などの
後遺症なんてどうだっていいですよね。高次脳機能なんて意識が
戻ってくれることに比べれば所詮は少々頭が馬鹿になっちゃった、
おかしくなっちゃったって程度の話でリハビリすれば記憶障害以外は
回復しますから。最初は無表情で突然怒り出したり戸惑うかもしれま
せんが治るんですよね。麻痺もリハビリしても補えない部分は家族が
負担すれば済むだけですし。戻りやすくなるよう家族がいっぱい
刺激してあげて下さい。

今は合併症をコントロールしている状態なんだと思います。母も未だに
そうです。脳出血後の最大の合併症は再出血ですが合併症の
コントロールと言うと血圧や血糖値等の管理だと思いきや担当医の先生が
痙攣発作時の血圧上昇を心配しておりました。初期の頃の痙攣発作は
白目をむき全身が硬直し大きく痙攣を起こしますので、本当に驚きます。
2~30分続きその後意識を失ったりします。恐らく、手術後としては最も
大きなショックを受けるかと思いますが脳が”大きく回復する初期”には
激しく出るようでいずれ収まっていきます。母の場合、倒れた半年過ぎた
あたり車椅子でナースステーションに居た頃に発症しその後は月に
1~2度定期的に起き、1年半頃から少なくなりました。症状もベッドへ
横になればすぐ収まる程度で意識も失わなくなりました。ここ半年は
症状は出ていません。母の場合は抗痙攣薬を使わなかったのでこんな
感じで出ました。ただ、使っていたら?殆どの方は医師の言われる通り
服用すると思います。実際、私は何度も医師に説明されましたから。
リハビリ病院では副作用と母の状態の説明を受け、療養病床では
使っている方の状態を聞いて使わずにいました。療養病床で母が
痙攣発作を起こした時に隣の病室の付き添いの方が来て「一目で痙攣と
判ったよ。抑える薬飲んでないの?」と聞いてきたんです。私が
「飲んでいない」と言うと「うちのは飲ませてるけど毎日眠そうで寝たまま。
やっぱり薬が強すぎるんかな?」と言っていました。いつも薄っすらと
目を開いて眠そうに体は殆ど動かしていなかったように思えます。
意識障害を克服するためには刺激が必要ですが、その刺激が痙攣発作を
誘発してそれを抑えるために抗痙攣薬ですと本末転倒じゃないかと思いました。
片方ではアクセルを踏みもう一方ではブレーキを踏む。脳の覚醒が優先か
合併症をコントロールするのが優先かってことなんだと思います。ある程度
のリスクは受け入れて前者を選択しました。これはご家族の判断ですよね。
転院を期に顔に表情がいっぱい出るように、無意識でも動かせる手足を動かす
ような半覚醒の状態へ早く持って行ってあげて下さい。脳の覚醒に関わる
部分はそろそろ少し急がれた方が良いと思います。
2010-04-20 火 19:42:21 | URL | けい #50jynCW6 [ 編集]

転院が決まって、良かったですね
いつもjunflowerさんのブログ読ませていただいてて、思うのですが、junflowerさんは文筆業のかたですか?
いつも文章にムダがないって、言うか、素晴らしい文章ですね
奥様が目覚められた時、このブログを活字にされたらいいと思います
私は必ず買わせて頂きます(笑)
2010-04-20 火 21:12:37 | URL | 笑み #- [ 編集]
◇笑みさん

> junflowerさんは文筆業のかたですか?

モノカキもやってはいますけど、それだけで食べていけるほどではないです。

> 奥様が目覚められた時、このブログを活字にされたらいいと思います
> 私は必ず買わせて頂きます(笑)

いろんな人の本を作る仕事にも携わっていますが、いかに本が売れないかを知っているので (^_^;

それより、「わが家の歴史」として、子どもの子どもの子どもの・・・子どもたちに残しておきたいと思っています。
もちろん、妻が目覚めたら読ませたいです。


◇けいさん

> 奥様はきっと転院先の病院で招待状を握り締め戻ってきてくれると
> 信じています。

こんな状態になっても、妻と私は、不思議な通路でつながっているという実感があります。
きっと戻ってくると思いますけど、もう既に私の元に戻ってきているという感じもあります。


◇晴さん

> そう考えると、宝物に飢えた心ではなく、宝探しを楽しむ心こそ
> シアワセへの道筋なのだということが見えてくる気がします。

全く同感です。
プロセスが宝物であり、幸せなんだと、つくづく思います。
だって今から思えば、今年の正月、フツウに初詣に行って、フツウにお雑煮を食べて、フツウにお茶を飲んだことが、ものすごく幸せ色に輝いて見えるんですから。
でも、その時は、「今年は大変だなあ」とか、将来への不安がいっぱいあって、「早く幸せになりたいなあ」と思っていました。
そう考えると、今この時も、自分で受け入れさえすれば、本当の幸せがそこにあるんだということになるような気がします。
2010-04-20 火 23:50:23 | URL | junflower #- [ 編集]
初めまして、向日葵さん(何とお呼びして良いのか…)
私も私の奥さんが去年10月10日に、脳出血で倒れ(現在の状態は意識障害、気管切開、胃ろう)発症から2ヶ月の壁(実際は肺炎や転院先探しで、それ以上過ぎてますが)で、この4月13日から療養型病院(他の病院よりリハビリを多くして頂ける)に転院したばかりと、向日葵さんと、よく似た(勝手にそう思ってますが…)状況にある者です。たまたま、ブログを見つけ向日葵さんのお仕事がらか、とても読みやすく全てのブログを読み返し、思わず書き込みさせて頂きました。良ければ意見交換等させて頂ければと思います。
宜しくお願いします。
2010-04-21 水 14:29:49 | URL | Fuパパ #- [ 編集]
コメントありがとうございました。

ほんとうに同じような状況を共有している感じです。

最初は途方に暮れることもありましたが、いろんな人のサポートのおかげで、ようやく少しずつ落ち着いて(というより、状況を受け入れて・・・というより、ムリヤリ慣れて)きました。

Fuパパさんは、どうでしたか?

どうやって、突然の衝撃を乗り越えられましたか?

いろいろあっても、とにかく前を向いて生きて行くしかないと思っています。

これからもよろしくお願いします。
2010-04-21 水 16:35:17 | URL | junflower #- [ 編集]
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