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ラッキーパパ

Author:ラッキーパパ
向日葵のように明るかった妻が突然倒れました。5人の子どもたち(T:18、Y:16、K:13、ラッキー:犬1…全員♂・年齢は当時 2016年より猫1が参加)と共になんとか生きています。詳しくは「はじめに」で。

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ラッキーとの散歩 【2010-04-13(火) 23:58】
昨日とはうってかわって暖かな1日。
天気が良かったので、最近散歩の回数が減ってちょっと太り気味なラッキーを、朝と夕方と少し長めの散歩に連れ出した。

3ヶ月前までは、ほぼ毎日、夫婦+ラッキーで散歩していた。
若くて元気なラッキーのペースに合わせるため、私たちもノンビリというわけには行かず、かなり早足で歩いていた。

「いつかラッキーのほうが私たちに付いて来れなくなるんだよね・・・」と、妻はしみじみと言っていた。

イヌは人間の5倍の速さで年を取る。
それはラッキーを家族として迎え入れた時から覚悟していたこと。

「そうだね。そのときはゆっくりゆっくり歩けばいい。歩けなくなったら、抱っこして連れ出そう。そのためにはまず私たちが元気でいないと」

「ラッキーとの散歩のおかげで、ワタシずいぶん体力がついた気がするの」

「私もだよ。70になっても80になっても、こうして一緒に散歩しようね」

――あれから3ヶ月。ラッキーは、大好きだったママの声をずっと聞いていない。

そんなわけで今日、ラッキーに、ドッグランに行った時の動画を見せてみた。

ママが大きな声で「ラッキー!」と呼んでいる。

「ラッキー、ボール取っておいで! ヨーシヨシ、良い子だねえ!」と、ラッキーをクシャクシャに撫でている。

スピーカーから聞こえるママの声に、ラッキーは首をかしげながらあちこち見回し、懐かしい姿を探しているようだった。

その同じ動画を、いま病室の妻にも見せている。

「覚えてる? ドッグランに行った時の動画。あなたがオモチャを投げて、ラッキーが取って来て、思いっきり褒めて。何度も何度も。ラッキー、飛び跳ねて喜んでた。楽しかったね。私たち、こんなに幸せだったんだね。でも、今も幸せだよ」

妻は、画面をじっと見ていたけれど、それより「ラッキー!」と呼ぶ自分の声のほうに、より反応しているような・・・。
動画再生中は、心なしか瞬きが減って、何か集中しているように感じられた。

     *

最後の散歩は、たしか倒れる前日(1月14日)の夕方。
家を出る時はまだ明るかった空が、40分ぐらい歩いて家に着く頃には薄暗くなりかけていた。

「ずいぶん日が長くなりましたね。クリスマスの頃は、家に帰るともう真っ暗だったのに」そう言って、笑ったあなたの顔を、今も覚えている。

「今日は、散歩から帰って、庭で30分ぐらい遊んでも、まだまだ空が青かったよ」

またラッキーと散歩ができるように、今夜も帰る前にもう一度、脚のマッサージと関節体操をしておこう。


ラッキーのこと | 【2010-04-13(火) 23:58】 | Comments:(6)
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コメント

今日、我が家のペットが静かに息を引き取りました。20年に近い
歳月を我が家で家族のように過ごしてきました。「え? こんな
動物が20年も生きるの?」と思わせるような小さなカラダで……。
一番愛情を注いできた妻の仕事の休みの日に合わせたかのように。

たとえ言葉が通じずとも、向き合う命と命の間の、愛する喜びと
愛される喜びは、その命に刻まれて消えることがないんだなぁと、
改めて教えられました。奥様とラッキーの間に刻まれた喜びの絆
も消えることなく双方の中に息づいているはずです。きっとまた、
その絆を育み合える時がくるに違いありません。ラッキーもその
時がくるのを疑うことなく待っていると思います。
2010-04-14 水 01:00:10 | URL | 晴 #ncVW9ZjY [ 編集]
◇晴さん
一旦、縁を結び、愛してしまえば、その対象が人間であれ動物であれ、あんまり変わらないと感じますね。
20年も共に生活し静かに旅立った生命。
喪失感よりも、充実感のほうが勝つことを願うばかりです。
我が家も今は、毎日のようにその2つの間の葛藤があります。

◇kameさん
コメント、ありがとうございます。
反応したいのに、できないという状態、ツライだろうなあと思っています。

◇けいさん
グー・パー、やってみようと思いますが、まだもう少し先な感じです。

◇鍵コメさん
「苦しみの中でも人間はささやかな幸せを感じる事が出来る」――ほんとに、それを実感する日々です。
とてもつらく、哀しいはずなのに、この不思議な幸福感はなんだろうって、いつも思います。
たしかに苦しくて寂しいけれど、決して「不幸ではない」んですね。
2010-04-14 水 09:22:47 | URL | junflower #- [ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010-04-14 水 17:56:57 | | # [ 編集]

3/25の記事の歌詞の2番目は、

「世界中に定められたどんな記念日なんかより
アナタが生きている今日がどんなに素晴らしいだろう
世界中に建てられてるどんな記念碑なんかより
アナタが生きている今日がどんなに意味があるだろう」

やっと、光明の光が薄っすらとですが見え始めた感じが
コメントから伝わってきました。これから先の何十年、奥様と
一緒に苦労しながら共に幸せを噛み締めていくのでしょうね。
2010-04-14 水 21:01:24 | URL | けい #50jynCW6 [ 編集]
コメントありがとうございます。

妻の病状がどうなるかは別として、家族としてはわりと当初から希望はありました。
薄っすらというより、結構、ずっと明るかったように感じています。
2010-04-15 木 18:55:41 | URL | junflower #- [ 編集]
コメントありがとうございました。

私も、この経験を通して子どもたちとの関係が、驚くほど深まってきていることを感じています。

妻はラッキーにベタベタでした。
カンペキに実の子どもと同じように接していました。
可愛そうな生い立ちを背負ってきた子なので、なおさらだったと思います。
また気軽にコメントしてください。
2010-04-15 木 23:10:36 | URL | junflower #- [ 編集]
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